今回の記事では、Adobe Photoshop【フォトショップ】を使って簡単に動画編集の方法をお届けしていきます。
フォトショップと聞くと画像の編集で使うツールというイメージではないでしょうか?
実はあまり知られてはいませんが、Photoshopも動画編集に必要な機能がしっかりとそろっていて簡単に動画編集ができて優秀なんですよ。
知っている人もいるかもしれませんが、使ったことはないって方も多いかもしれませんね。
そこで今回は、Photoshopで簡単に動画編集の方法を、ご紹介していこうと思います。コンシェルジュ
目次
Photoshopで動画素材を取り込む
まず、Photoshopに動画を取り込むので、動画ファイルを開きましょう。
通常のPhotoshopを使う時と同じように画像や写真と同じやり方で動画データを画面左上にあるメニューバーの【ファイル】メニューから【開く】をクリックして編集したい動画を選択しましょう。
Photoshopで扱える動画形式は下記のようにたくさんあります。
264 | 3gp | 3gpp | avc |
avi | 4fv | flv | m4v |
mov | mp4 | mpe | mpeg |
mpg | mts | mxf | r3d |
ts | vob | wm | wmv |
編集する動画を選択すると下記の画像のように、Photoshopに動画ファイルが読み込まれて画面の下にタイムラインが表示されます。
動画編集をしている方なら見慣れていると思いますが、動画の編集は、このタイムラインを使って行います。
Photoshopで動画編集の操作方法
では、動画編集をする際の簡単な基本操作について説明していきます。
上記で説明したように動画素材がPhotoshopに取り込まれると、タイムラインパネル内の【ビデオグループ1】の右側に取り込んだ動画素材が【レイヤー1】として表示されます。
この【レイヤー1】の長さがそのまま動画素材の時間の長さを表しています。
動画を再生したい場合には、下記の画像の赤枠内の【▷(再生)】をクリックするとPhotoshop画面内で動画が再生されます。
動画が再生されると【▷(再生)】が下記の画像の赤枠内のものに変わっているので、動画を停止したい場合は【□(停止)】をクリックして動画の再生を停止してください。Photoshopの画面内で動画が再生されます。
動画を再生中は縦の赤線(インジケーター)がタイムラインを左から右に移動していきます。
この赤線(インジケーター)は現在のPhotoshopの画面に再生されている動画の位置を示しています。
また、この赤線(インジケーター)は自由に動かすことができるので、動画の編集をしたい場所に赤線(インジケーター)を移動させることで動画のカットなどの編集を行うことができます。
動画のカット編集方法
では、動画の不要なヵ所のカット方法について説明していきます。
カットは動画編集の中でも基本中の基本ですのでしっかり覚えていきましょう。
まずは、Photoshopの画面にあるタイムライン上の動画のカットしたい場所に赤線(インジケーター)をドラッグしてあわせます。
下記の画像のように、再生ボタンの左右にあるボタンを使うとフレーム単位で調整ができるので、細かく編集ヵ所の調整ができます。
動画のカットする部分が決まったら、下記の画像のようにタイムライン上にある動画の最初の部分を左クリックしたまま、赤線(インジケーター)の位置までドラッグします。
動画を赤線(インジケーター)の位置まで移動したら動画がカットできます。
このやり方は、動画をカットする位置赤線(インジケーター)であらかじめ決めてドラッグするだけなので、とても簡単に動画をカットできます。
最初の方だけでなく動画の最後の方にある不要な部分も上記と同じ方法でカットできます。
また、動画の最初や最後だけでなく、中間部分の不要なヵ所もカットできます。
動画の不要な中間部分をカットするには、赤線(インジケーター)を左クリックして、カットしたい部分に持っていきます。
赤線(インジケーター)をカットしたい部分に移動が出来たら、下記の画像のようにタイムラインの【はさみのマーク】をクリックします。
カットしたい部分の最後のヵ所も上記と同じような作業をすると、動画の中間部分を分割できます。
分割したカットしたい中間部分を左クリックして、【Delete】 キーをクリックすると、不要な中間部分をカットできます。
細かい作業がしづらい場合は、下記の画像のようにタイムラインの下部にある赤丸のスライダを右に動かしてタイムライン内をズームすると作業しやすくなります。
フェードイン・アウト
Photoshopでのフェードイン、フェードアウトの使い方について説明していきます。
フェードインとは画面を徐々に表示されていく、フェードアウトは画面が徐々に消えていくエフェクトです。

動画編集で多く使われるエフェクトの1つなので覚えておきましょう。
フェードイン
下記のPhotoshop画面画像の赤丸のところにあるマークを押すと、フェードエフェクトのメニューが表示されます。
フェードエフェクトのメニュー画面では、動画素材のどこの画面にフェードインエフェクトを適用するかを設定していきます。
Photoshopで使えるエフェクトは下記の5つです。
それぞれのエフェクトの特徴は以下です。
- フェード:透明な画面から徐々に画面が現れてくる
- クロスフェード:前の動画と次の動画を少し重ねて、徐々に動画が変化してくる
- 黒でフェード:黒い画面から徐々に画面が現れてくる
- 白でフェード:白い画面から徐々に画面が現れてくる
- カラーでフェード:任意のカラーの画面から徐々に画面が現れてくる
フェードエフェクト画面の下にある【デュレーション】は、フェードエフェクトのかかる時間です。
初期設定の1秒だと一瞬で終わってしまいますのでわかりにくくなってしまいます。
1秒より長めに設定するとほどよいフェードエフェクトの効果になります。
上記のフェードエフェクトの設定が完了したら動画素材の最初の部分にドラッグすると、動画素材の下部に三角のマークが入ります。
これがフェードインのマークになります。
フェードアウト
フェードアウトもフェードインと同じやり方です。
フェードエフェクトの効果を選んだあと、動画の最後の部分にドラッグすればフェードアウトの設定完了です。
PhotoshopにBGMと音声を追加する
Photoshopでは、動画の取り込み以外にもBGMや音声も取り込めます。
BGMや音声をPhotoshopに取り込むには、下記の画像の赤丸【+】をクリックして音声ファイルを選択します。
BGMや音声の入るタイミングを変えるには、音声素材を左クリックして選択したままドラッグすると位置を移動できます。
Photshoopにテロップを入れる
PhotoShopは、文字やテロップを簡単に入力できます。
まず、ツールバーにある【テキストツール(T)】をクリックして画面内の好きなところに文字が入れられるようになります。
こちらのテキストツールの使い方は、通常のPhotoshopの使い方と同じになり、フォントの種類、大きさなど自分の好みにあわせて使えます。
タイムラインの使い方も動画や音声素材と同じなので特に特別な操作は必要ありません。
Photoshopで編集した動画を書き出す
Photoshopから動画を書き出す手順は、Photoshop画面左上の【ファイル】メニューから【書き出し】→【ビデオをレンダリング】を選択していきます。
下記の画像のように書き出しの設定画面が表示されますので、【形式】と【プリセット】の設定をしていきましょう。
形式は、【H.264】
プリセットは、特に用途がない場合は【高画質】を選んでおけば大丈夫です。
これらの設定ができたら画面右上の【レンダリング】を押すと、動画の書き出しができます。
まとめ
今回の記事では、Photoshopで簡単な動画編集の方法についてお届けして来ました。
動画編集専門のツールと変わらず、使いやすく動画に音楽やテロップ、エフェクトなども入れられ編集できるPhotoshopは優秀なツールですね。
初心者の方で難しそうな動画編集ツールは扱いずらいと思っている方は、一度Photoshopで動画編集を試してみてはいかがでしょうか。コンシェルジュ
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